子育ては楽じゃない。
それはよく聞いていたしわかっていたつもりでした。
今回は、子育て当事者になってみて気づいた様々な当たり前じゃないことがあったのでご紹介していきます!
時間通りの集合、当たり前じゃない
今まで時間通りに行動することは当たり前だと思っていました。
でも、子供を連れて時間通りに集合することって実はすごく大変。
当たり前のように集合していたとしても
- お腹が空いてしまわないようにミルクの時間を調整
- オムツを綺麗な状態にする
- 気温を確認してちょうど良い洋服を着せる
せっかく着替えたのに出かけようと家を出た瞬間にうんちをする音。
着替えさせたらうんちが漏れてしまっていて洋服は全部着せ直し。
着替えさせていると少し前に飲んだミルクを吐き戻してしまった…
そんなトラブルがこれでもか!というくらいに日常茶飯事に起こります。
自分1人で出かけるならなんてことがないのに、子供は予期せぬ行動ばかり!
「もうすぐ時間だから急いで!」と言っても伝わらないし、こちらがいくら余裕を持って行動したとしても「まさかこんなこと!?」というトラブルを起こすんです。
児童館に行くと、クラブの時間に何十人もママが集まっています。
この何十人が全員、様々なトラブルをくぐり抜けて時間通りに来たと思うと感動ものです。
1人だけでも色々なことが起きるのに、2人を連れて来るなんて凄すぎる!と双子のママを見ると尊敬しかありません。
子供が産まれるまで子連れの人がこんな大変な思いをして家を出ているなんて想像もできませんでした!
ベビーカーでいい子にしているの、当たり前じゃない
街でよく見かけるベビーカーを押すママの姿。
たいがいの赤ちゃんは、ベビーカーで周りを見たりスヤスヤ寝ていたりといい子にしていることが多いと思います。
私は子供をベビーカーに乗せたら、いい子にしてくれているものだと思い込んでいました。
なので、恥ずかしいのですが、正直ベビーカーで泣いている子を見ると親の子育ての仕方がうまくないとすら思ってしまっていました。
私は第一子とのお出かけはしばらくの間、抱っこ紐だけで過ごしていました。
いざ、ベビーカーデビューするとギャン泣き…
お腹いっぱいの状態で、お昼寝もしっかりして、オムツも替えて…
これ以上ないベストコンディションでベビーカーに乗せてもギャアギャア泣いていました。
ベビーカーのガタガタする感じになかなか慣れないのか、いつもと違う事が嫌なのか理由はわかりませんが、とにかく火がついたように激しく泣いていました。
赤ちゃんがベビーカーにいい子に乗っているのって当たり前じゃないんだ!ととても驚いたのを覚えています。
今ではベビーカーにも慣れていい子に乗ってくれることの方が増えましたが、「歩きたい!」「抱っこしてほしい!」「ベビーカーを自分で押したい」は未だにあるのでその度に格闘しています。
スベスベのお肌、当たり前じゃない
赤ちゃんのお肌ってツルツルスベスベですよね。
いつまでも触っていたくなるようなモチモチで柔らかい感触!
でも、これも当たり前じゃないことに気づきました。
お風呂後の保湿を毎日きちんとやっていてもよだれで顎下が荒れてしまったり…
夏場は特に汗をかいて自分で掻きむしって肌がボロボロになってしまったり…
新生児の頃なんかは、肌が薄くて弱いので沐浴後に少し拭き残しがあっただけで赤くなってしまうんです。
脇の下、足の付け根、首周りは特に肌が重なって汚れも溜まりやすく、細心の注意を払っていても気づいたら赤いプツプツなんていうこともよくありました。
友達の家に遊びに行って会う赤ちゃんは、ほとんどお肌がツルツルスベスベ!
これも当たり前ではなく、ママやパパがしっかりお世話を頑張っている努力の賜物なのだなと感じました。
母乳育児、当たり前じゃない
出産するまで母乳は出産したら自然と出てきて、赤ちゃんがゴクゴク飲んで幸せな時間だと思っていました。
しかし、母乳育児ってそんなに甘くありませんでした!
母乳マッサージをしてもなかなか出て来なかったり、赤ちゃんを吸い付かせるのだってめちゃくちゃ大変!
手首ってこんな方向に向いていいんだっけ?と思うような角度で、吸わせている間ずっと、首の座っていない赤ちゃんの体重を全部支えながらあげないといけないという重労働なんです。
乳腺炎になれば発熱、激痛、辛いことばかり!
少し赤ちゃんと離れて過ごすと張ってきてしまう胸!
もちろん、授乳は幸せな時間でもありますが、幸せ100%では決してありませんでした。
母乳をあげている間は、風邪をひいても薬は飲めないし、カフェインだって気にしないといけない。
卒乳のタイミングも考えていかないといけないし、着れる服にも制限がある…
母乳で育てるって全然当たり前のことじゃないし、想像以上に大変な事が多いなと感じました。
元気に過ごす、当たり前じゃない
鼻呼吸の赤ちゃん。
鼻が詰まるとミルクがうまく飲めず致命傷です。
部屋の温度調整・湿度調整にも気をつけているし、オムツも頻繁に替えているし、沐浴の時は部屋を暖かくしてなるべく急いでお着替えもして…
こんなに気をつけていたのに、第一子が生後2ヶ月くらいでなぜか風邪をひいてしまいました。
鼻の穴が小さいので電動の鼻吸い器では上手く吸引できず、手動の鼻吸い器でも吸引力が足りず全く取れずに本当に焦りました。
保育園や幼稚園にも行っていないのに、風邪を引かせる親って注意が足りないんじゃ…と思っていたので、風邪を引かせてしまった事がとてもショックでした。
どれだけ気をつけていても風邪を引くことはあるのだなと感じました。
一生風邪を引かずに生きていくなんて無理なことですし、風邪を引くことで免疫をつけて強くなっていきます。
それでも、毎日元気に過ごさせるというのは当たり前じゃないということを学びました。
まとめ
子育て当事者になってみて初めて気づいた色々な当たり前じゃないこと。
これを、子育てしているママやパパはみんな文句を言わず、せっせと毎日やっていると思うと本当に全ての母親・父親に感謝しないといけないと思いました。
街を歩いている人たち全員には親がいて、全員がたくさん手をかけてもらって育ったのかと思うと親になって世間の見方がグッと変わったなと思います。